12月のトップページの写真に俳句を!!

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お名前: む三四    
 小春さん、おめでとうございました!

   遠い日のサンタクロース父の顔   小春

 私の場合は「祖父の顔」でしたが・・・。一気に60年遡って
昨日のことの様に、あの日のことを思い出しました。


 詠正さん、胸を打つ手記を拝読致しました。人それぞれの人生
いろんな境涯がありますね。手記を拝読して急に詠正さんが身近
な存在に思えてきました。
 これからも頑張って生きましょう!!

[2000年12月20日 23時45分18秒]


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お名前: 小春    
帰路さん、む三四さん12月のトップページの写真に私のような新参者の句を
載せていただきありがとうございます。
詠正さん、お祝いと心に残る手記をありがとうございました。
帰路さん、このコーナーに投稿したときの文面に、訂正する前の文
(12月のトップページのサンタさんのしゃしん)がしっかり載ってしまいました。
遅れてしまいましたがここで慎んでお詫びします。
ほんとに私はそそっかしいのです。これからも失敗が多々あると思いますが
見離さずよろしくお願いします。小春

[2000年12月19日 19時36分43秒]


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お名前: 帰路    URL 
 詠正さん、手記をじっくりと読ませて戴きました。

   凍裂の音が枕辺過ぎにけり    詠正

 改めて先日のこの句がずしんと心に響きました。私も何年か前に凍裂
の句を作ったことがあります。

   早暁に凍裂を聞く木は死ぬか   帰路

 何だかわざとらしいですね。お粗末でした。

[2000年12月19日 13時35分58秒]


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お名前: mimi    
小春さん おめでとうございました。
     遠い日のサンタクロース父の顔   小春

 大変貧乏な我が家で、しかも大酒呑みの親父だったが、
それでもクリスマスの夜には靴下の中に何がしかのプレ
ゼントを忍ばせてくれた。それはある時は「鉛筆2本」
「ノート一冊」とか、小さな「菓子の袋」だったり。 
 「家は貧乏だから」と、何事につけても辛抱を続け、
中学卒業と同時に菓子屋に丁稚奉公に出た。 春から夏、
夏から秋へと確実に季節が変わり、寒さが肌を刺すよう
になった頃、私は一大決心をした。 
 むらむらと「高校へ行きたい」思いが胸を締め付け、ど
うにもならなくなった冬、店主へその旨を告げたところ、
店主はこう言った。「あんたはあんたのお父さんから預か
ったものなんだ。約束があるからあんたはここで3年は働
いてもらわねばならないんだよ!」と。 父の借財(酒代
)の為に私は丁稚奉公に出されたことを知って愕然とした
。その日から3日、店主は「反省しなさい!」と仕事を与
えてくれなかった。 私は3日目の晩、ついに夜逃げを決
行した。
 二階の部屋から暗闇の待つ下へ、少しばかりの勉強道具
を投げ下した。 脱兎の如く階段を駆け下りた私は、一目
散に大通りへと向かってタクシーを拾った。
 「このお金で青笹(岩手県遠野市)までやってけで!」 
タクシーの運転手は「これだけじゃ上郷までしか行げねえ
じゃ」と言った。 「行げれるどこまででええ」  車は
走った。峠は既に雪。 「こごでおわりだじぇ」タクシー
の運転手は言った。「いい、こごでいい」と私はタクシー
を降り、暗闇の中を10キロ先の「厳しさの待つ我が家」
へと歩み始めた。
 雪は膝にまで達する深さ。深夜の道なき道はその姿を見
せぬままに我が足を引きずり込む。既に時間は深夜の1時
を過ぎているであろう。  やがて山裾の家が真っ黒い固
まりとなって彼方に姿を現した。 引きずる足は凍傷を忘
れ、田の畦は前進を拒む。  
 「どんどん」「かっちゃん 開けでけろ! せいじだ!
かっちゃん!」 板張りの戸を叩く。  やがて母の姿が 
がたぴしと開いた戸口に見えた。「せいじ! どしたんだ!」
「かっちゃ おら学校さ行ぎでえがら逃げで来た!」  
母は「家さ へろ! 寒がったべ」と言って私を家の中へ
引き入れた。浴衣姿の父がそこにいた!  
 「おどっちゃ おら学校さ行きてえがら店逃げてきた! 
学校さ行きてえ! 頼む! おどっちゃ!」 畳に頭をこ
すりつけている私があった。 
 父はごそごそと納戸を開け、一升瓶を取り出すとこう言
った「わがった! 酒を飲め! すぎなだけ飲め!」と   

私が夜逃げをしたのは12月24日の夕刻であった。 mimi

今は その父は   ない。

[2000年12月18日 21時38分44秒]


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お名前: 帰路    URL 
 小春さん、晴さん、詠正さん、さかなさん、素晴らしい句を有り難うござい
ました。

 鈴の音や聖夜早いぜ屋根の煤    さかな

  焼き芋屋さんか何かの鈴の音(焼き芋屋さんは鈴を鳴らしませんか?)を
 耳にし、ふと考えたのでしょう。「そう言えばクリスマスも近いなあ。屋根
 の煤を何とかしないとサンタさんが入って来ないぞ!!」と。この様なえも
 言われぬ心境を「回文俳句」に託すとはさすがさかな師匠!!

 星団を連れてサンタの橇走る    詠正

  沢山の素晴らしい句をお寄せ下さり有り難うございます。中でもこの句は
 とても印象的で、此ほどに雄大なクリスマスの句を他に知りません。プレゼ
 ントも並のものではありますまい。

 部屋ぬくしサンタ信ずる孫と居て  晴

  良いですねえ。暖かさが千葉県にまで伝わって来ました。私にも孫がいま
 すが、このまま大きくならねば良いがなどと勝手なことを考えることがあり
 ます。ほぼ半年ピッチで会っていますが、期待に反し(!)その度に生意気
 になっています。

 遠い日のサンタクロース父の顔   小春

  >父母からのプレゼントと知ったのはどの位経ってからでしょう?懐かし
  >い思い出てす。本当は「父母の顔」と言いたいのですがサンタさんのイ
  >メージはやはり父ですね。
  私が子供の頃にはクリスマスなど有りませんでしたが、小春さんのお気持
 ちは良く分かります。サンタさんは外人ですが、父親の優しい表情は共通な
 のですね。

 と言うことで、む三四さんとご相談し今月のトップページの画像には小春さ
んの句を戴くことにしました。小春さん、有り難うございました。

 上記の句評(如きもの)は帰路です。失礼の段、お許しくだされ。

[2000年12月18日 12時46分36秒]


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お名前: 帰路    URL 
 晴さん、詠正さん、さかなさん、投句下さり有り難うございます。佳句の揃い踏み!!大
いに喜んでおります。

 皆様、締め切りは今日の24時です。未だ間に合いますよ〜〜。

[2000年12月15日 15時59分19秒]


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お名前: さかな    
サンタクロースの画像を眺めながら一句。

鈴の音や聖夜早いぜ屋根の煤

[2000年12月15日 11時48分30秒]


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お名前: mimi    
なに!  15日が締め切りなの!   こりゃ大変だ。 ちょっと待って 作るから。

     赤と白基調に部屋のクリスマス    詠正
     チカチカと上へと昇る聖樹の灯    詠正
     凍裂の音が枕辺過ぎにけり      詠正
     絹の棉被る聖樹に巨星吊る      詠正
     橇の音軽く響きし夜のしじま     詠正
     星団を連れてサンタの橇走る     詠正

 しんどい  しんどい    間に合ったかなーー  宜しくお願い!
 

[2000年12月14日 20時47分52秒]


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お名前: 藤田 晴    
駄句ですが投句させて頂きます。
いまの子供達は何歳位までサンタクロースの存在を
信じているのでしょうか。信じているふりをして
サンタクロースへプレゼントお願いの手紙を書いている
子供も少なくないかもしれません。

 部屋ぬくしサンタ信ずる孫と居て 晴

今年はじめて動画つきのカードをE-mailで受け取りました。

[2000年12月14日 12時47分1秒]


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お名前: 帰路    URL 
 小春さん、素晴らしい句を有り難うございます。

 昭和一桁の私の子供の頃はクリスマスプレゼントなど夢のまた夢でして、最近
の子供達を羨ましく眺めています。

   子弟父母笑顔渋面降誕祭   帰路

 どんなプレゼントを要求(!)されるか、がお父さんお母さんには大変な時季
でもありますね。世のお父さんお母さん、手を取り合ってこの試練を乗り越えて
下さ〜〜い。

[2000年12月4日 22時53分9秒]


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お名前: 小春    
帰路さん12月トップページのサンタさんのしゃしん
帰路さん、とっても可愛い12月のトップページのサンタさんの写真に投句します。
拙い句ですが、、、

遠い日のサンタクロース父の顔  小春

幼い頃サンタクロースが実際にいると信じ手紙にほしいものを書いて
枕元において寝ました。朝、その中のどれかが置いてくれてありました。
父母からのプレゼントと知ったのはどの位経ってからでしょう?
懐かしい思い出てす。本当は「父母の顔」と言いたいのですが
サンタさんのイメージはやはり父ですね。小春

[2000年12月3日 21時25分55秒]


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お名前: 帰路    URL 
 とうとう12月になりましたね、今世紀も間もなく幕を閉じます。ここは一つ、ぱっと
賑やかに20世紀を送り新世紀を迎えたいものです。

 今月の写真はご覧の通りサンタさん、PC俳句会の旗をうち振っております!!

 皆様の俳句をお待ちします。締め切りは12月15日です。

[2000年11月30日 14時22分46秒]

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